洋式の結婚式のデメリット

白無垢姿をお披露目することができない

洋のスタイルで挙げる結婚式と言えば、チャペル式です。チャペル式には、花嫁は純白のウェディングドレスを身にまとって臨みます。花嫁が式を挙げられるのは一度だけなので、当然ながらウェディングドレスを選択すれば白無垢を着ることはできません。花嫁が白無垢にもウェディングドレスにも憧れ、衣裳を軸にして式のスタイルを決定することも少なくありません。和のスタイルの式にするかそれとも洋のスタイルの式にするかは、究極の選択とも言えます。

披露宴が始まれば、お色直しとして衣裳チェンジをすることがあります。お色直し入場ではウェディングドレスからはカラードレスへの衣裳チェンジのパターンが多いです。和装はお色直しに取りいれることが可能ですが、一般的には白無垢ではなく色打掛を取りいれます。白無垢には「あなたの色に染まります」という意味合いもあり、式の後で白無垢を着てしまうと本来の意味からずれてしまうのです。

結婚式にかかる費用は、やや高くなる傾向がある

一口に結婚式といっても、結婚式と披露宴も含めて「結婚式」と表現することもあれば、挙式に対してのみ結婚式ということもあります。結婚式場で挙式のみを行ったケースでは、神前式に比べてチャペル式の費用は高くなる傾向があります。なぜならば、チャペル式では牧師さんや神父さん以外にも、オルガニストや聖歌隊など多くの人件費が発生するからです。式の後にライスシャワーやフラワーシャワーなどのアフターセレモニーを行う場合は、更に費用がかかります。

一方、神前式はチャペル式に比べて人件費は少ないため、費用も抑えられます。また式のあとのセレモニーなどもありません。ほとんどの結婚式場では挙式のみのプランを申し込むことが可能です。内容は挙式料や初穂料と、衣装代などがセットになっていて、式を挙げるための最低限必要なものがそろっています。ドレスのランクを上げたい場合などは、オプション料金となるケースが多く注意が必要です。